LOVE BATTLE

澪は悠紀からのメールで呼び出されて、ホテルの喫茶店にいた。

最近出来たホテルで、ランチがおいしいと評判で澪も女友達と来たことがある。

まだかな…。澪は落ち着かない気分で紅茶を飲んだ。ピピピ…メールだ。

携帯を見ると悠紀からだった。『上の部屋で待ってるよ』と、部屋の番号が記されている。

…なんで部屋に?疑問に思いつつも澪は会計を済ませて、悠紀が待っているであろう部屋に向かった。

澪は緊張気味に悠紀が呼び付けた部屋のドアをノックした。ガチャ…。

ドアが開いて悠紀が顔をだす。「待ってたよ」「どういうつもり?こんなところに呼び出すなんて」

澪は部屋には入らずに悠紀を問い詰める。「…ここで話すのもなんだから中に入りなよ」

悠紀はドアを大きく開けて澪を促した。「……」澪はためらったが、確かにここで話は出来ない。

澪は中に入った。悠紀は澪を中に招き入れると、ドアを閉めて鍵をかけた。

ガチャリ、という音を澪は背後で聞いた。「来てもらったのは。」悠紀が座るように澪を促しながら切り出した。

「澪は、どっちも選べないんだよね?」「…うん」「俺さ、本気で澪が好きなんだ。だから、先輩と話した」

思いがけない方に話が進んで澪は唖然とした。「それで、ある提案があってさ。ここに先輩も呼んでるんだ」

「…ええっ!…」澪が声を発したその時、コンコン、とドアがノックされた。

悠紀が立っていってドアを開ける。そこには、智先輩が立っていた…。

澪は、どう言っていいのか判断が出来ずに智先輩から目を逸らした。

悠紀はドアを閉めてまた鍵をかける。「やあ。澪ちゃん、話は悠紀から聞いたよ」

「…あの…」「君は優しすぎて、どちらも選べない。そうなんだろう?」

澪の言葉を遮って智は続ける。「だからさ」悠紀が言葉を挟む。「相性のいい方を選んでもらおうと思って」

「…なんの」相性?と聞こうとして、悠紀のキスに遮られた。「うっ…ふぅぅんっ…」

つづきは明日・・・