宗佑が使っている剃刀は、誤って横滑りしないよう、刃に対して垂直になる細いワイヤーが仕込まれているタイプのものだ。

それでも、桃子の大事な陰部に傷をつけるわけにはいかないから、宗佑の手つきはとても慎重細心なものである。

じょり、じょり、じょり……「やっぱり、剃り応えがよくなっている。毛が、太くなったのかな」

「や、は、恥ずかしいよ……」婉曲に“剛毛”だと言われたからか、桃子は両手で顔を覆って、恥じらいを見せていた。

“おもらし”を浴びせたり、“屁”を垂れたところを聞かれた相手だとしても、正気になれば恥ずかしいことはたくさんある。

「一番大事なところの毛を剃るからな、ぜったいに、動くなよ」「う、うん……」

もっとも“危険痴態”である“Iゾーン”に、剃刀が入る。じょり、じょり、じょり……

言葉もなく集中力を研ぎ澄ませ、大陰唇を覆っている毛を剃っていく宗佑と、それを見守る桃子。

じょり……じょり……「よし……」「ほっ……」

無事に、その部分の“剃毛”が終わり、二人は同時に、安堵の息を漏らしていた。

「ケツの毛も剃るから、こっちに向けなさい」「はぁい」

言われるまま、桃子は、マットの上で体勢を変え、四つんばいになって、お尻を宗佑に向かって差し出すように構えた。

最初に塗ったシェービングクリームは、泡立ちが薄くなってしまっていたので、

改めて桃子の“Oゾーン”に、新しく手にまぶしたそれを、もう一度塗りつけた。

「おにいちゃんに、毛、毟られたところ、まだちょっと痛い」「あれは……すまなかった」

興奮のあまり、無造作に桃尻のちぢれ毛をむしりとってしまったが、毛根がしっかりしている部位のそれを、

無理やり抜いたわけだから、その痛みたるや、想像を絶するものであったろう。

「今度はちゃんと、剃ってやるからな」

いうや、肛門周辺に輪を描くようにして塗られたシェービングクリームに、宗佑は剃刀をあて、器用にそれを動かしていた。

しょり、しょり、しょり……「ここはまだ、毛が細いな」

つづきは明日・・・